CASE5:コンプライアンスeラーニングコンテンツ作成

対象

全社員向け/機械メーカーE社/上場企業

課題

E社では、以前から社内行動規範を主体としたコンプライアンス活動に取り組んでおり、これまで大きな不祥事はなかったものの、単純な無知や当事者意識の不足を原因としたヒヤリハットがあとを絶ちませんでした。そのため、より深く行動規範を社内に浸透させるため「eラーニング」の導入が検討されました。 E社は、コンパクトでわかりやすく、趣旨が明確に伝わり、かつ不整合や誤解の生じないeラーニングコンテンツを希望していましたが、その作成には、高度なノウハウや経験、表現力を必要とすることから、これまでコンプライアンス関連の研修や三択問題作成などの実績が豊富な弊社に対し、支援が要請されました。

支援概要

まず、eラーニングの位置づけは、「成績を測定したり合否を判定したりするための『テスト』ではなく、行動規範への関心や理解を深めるための『教育支援ツール』」であることを確認・合意しました。

そのうえで、打ち合わせを重ねながら、事務局の問題意識やE社の仕事の進め方、社風、言葉遣い、これまでに起きたヒヤリハットなどを詳細に確認し、E社の全社員が取り組むのに最適なオリジナル三択問題(設問、選択肢、回答、解説のセット)を作りこんでいきました。その際、状況設定にE社の具体的な部署名や製品名を採用することで「自分の職場で起きそう、判断に悩みそう」と実感できる生々しいシチュエーションを作り出すなど、受講者がeラーニングを少しでも身近に感じられるような、様々な配慮や遊び心を盛り込みました。

初期原稿が出来上がった後も、E社の各部署を巻き込み、各部署と何度も調整を繰り返すことで、完成度を高め、最終的に、関係者の納得感が高く、密度の濃い、オリジナルの「eラーニングコンテンツ」に仕上げることができました。

コンテンツ作成の過程で、E社内部でそれまであまり接触がなかった部署同士のコミュニケーションが頻繁に生じたことなどから、社内が活性化して風通しがよくなる、相互理解や一体感が高まる、といった副産物も生じました。さらに、行動規範自体の要改善箇所も自ずと浮かび上がってきました。

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プリンシプル・コンサルティング株式会社

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