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企業理念の再構築
A社では、不適正表示問題の再発防止策の柱の1つとして経営理念を再構築していくこととしました。
A社では従来から「食の安全」を第一とする経営理念を掲げ、「生産性よりも安全性」を掲げ従業員教育を徹底していました。工場には最新の衛生管理システムを導入し、品質管理室が主体となり、食の安全性の継続的向上のためのマネジメントサイクルを確立していました。
各部門長からなるコンプライアンス委員会では、これからのA社のあるべき姿と価値基軸について議論しました。そして、従来の理念には「食の安心」の視点が不十分だったことに気付きました。さらに議論をすすめた結果、食の「安心」と「安全」を基礎とした「美味しさ」を追求する企業理念を再構築していくこととし、取締役会に提案することとしました。
弊社は、実際に経営に生かされている優れた企業理念の例を紹介するなどコンプライアンス委員会での議論に助言し、委員会で合意された理念の骨子を品位と親しみを兼ね備えた表現にとりまとめるための支援を行いました。
コンプライアンス委員会の設置
A社では、コンプライアンス体制の推進のための機能としてコンプライアンス委員会を設置することにしました。委員会は毎月開催し、(1)コンプライアンス推進計画の策定と実施状況の確認、(2)お客様からのクレームなどコンプライアンスに関する問題の報告、(3)業務関連法令の制定改廃に関する報告、及び(4)全社業務に関するリスクの集約・評価と対応の決定を行っていくこととしました。さらに、分科会として教育研修委員会を設置し、定期的な教育研修によりコンプライアンス知識と意識の定着と向上を図っていくこととしました。
弊社は、A社におけるコンプライアンス委員会のコンセプト、推進計画の策定、規程類の制定、ヘルプラインや教育研修の運営方法等に関して、A社の経営資源の実情をふまえ、A社自身の力で継続的に運用していける体制を構築するために助言を行いました。
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